B級カメラをつくろう
2013年2月9日にララオカヤで開催された”ものづくりフェア2013”の会場に、楽しいものづくり体験「B級カメラをつくろう」で活動されている社友会員を取材するため、HP委員会の委員4名で伺いました。この活動の発起人でもある岩垂武志さんがお忙しい中、取材に応じて頂きました。
<グループの名称>
「B級カメラをつくろう」の「B級}は”簡単に組み立てできる(躯体はダンボールを利用)”をイメージした。参加メンバーは13名で、内エプソンOBが10名とのこと。発起人の三人がエプソンOBなので「声をかけやすい友人に声が掛かった」様子でした。できればセイコーエプソンのOBで回せればという夢もあるようです。
<活動内容>
「B級カメラをつくろう」の体験会を小中学校、各種行事、フェア等で開催し、昨年は360名が参加した。B級カメラは”ピンホールカメラ”で、被写体が印画紙に逆さまに写るが、メーカーのカメラは肉視と同じに写る・・・こういう体験から「原点(原理原則)」を知ってもらい、興味につなげてもらえる様に進め方を工夫している。活動の目的は「子供の精密感離れの防止」で、諏訪の精密技術の”伝承”をしたいという気持ちでやっている。
<やりがい>
メンバーからは、子供が「出来た!」と目が輝いた時の笑顔に感動する・・・またやろう!とボランティアの気持ちの支えになっている。親子で参加しているときの「親子の対話」から・・・対話の大切さを感じられるので「良い機会が提供出来た」と思うとの事でした。
しかし体験会中はいろいろな対応に気を遣わなくてはならず、正直疲れます。しかし子供たちの笑顔が吹き飛ばしてくれるとのこと。
<今後の目標>
「B級カメラ・プロジェクト」は継続する。さらに子供たちに科学の原理を理解してもらったり、ものづくりの楽しさを体験してもらえるよう、分野を広げて活動していきたいそうです。
<困っていること>
これから分野を拡げていく時に電気・電子の関係が弱いので、弱電関係の知識のあるエプソンOBの参加を期待しているそうです。興味有る方は岩垂さんの携帯090-4713-9367まで連絡してほしいです。
<取材時の感想>
子供たちのものづくり離れが進んでいる時に、何とか諏訪の精密技術の伝承をしたいという思いが行政にも伝わり、行政からの協力も得られているとの事で「これから益々発展していく活動」と感じました。
岩垂様ご協力ありがとうございました。
(取材HP委員 松木文夫)