信州峠会
「信州峠会」は昭和49年に設立され、里山歩きが普及していなかった当時、その先駆けとして県内各地の峠を巡り始めた40年の歴史ある会とのことです。自然の景観だけでなく、歴史と詩情に富む峠道歩きを楽しむ「信州峠会」で活躍している志水勇治さん(会長 社友会員)兼田精さん(幹事 社友会員)のお二人に8月31日に取材いたしましたので報告いたします。
1)「信州峠会」に入会したきっかけ
お二人とも定年後の時間を「充実した豊かな時間を過ごしたい」という思いから入会しました。志水さんは32年間の活動が、兼田さんも12年間の活動期間があるそうです。またお二人とも「信州峠会」以外の山の会にも参加し、自然を楽しんでいるとお聞きしました。
2)「信州峠会」の活動
現在の会員は75名。今まで無事故の実績があり、女性6割男性4割の比率だそうです。主に幹事9名で年間計画を立案し、懇親会含めた総会で確認します。峠行は年間12回ほど計画し、その内2~3回は泊りの計画もあるとのこと。夜の語らいは特に楽しみだそうです。また冬は歩くスキーなどを取り入れ、いつも15名~20名の参加があると聞きました。
3)特にお勧めの「峠」
過去の峠行の中で回数の多い峠、人気の峠を上げてもらいました。
・三伏(サンプク)峠:南アルプス大鹿村 標高2607mの日本一高い峠
・徳本(トクゴウ))峠:松本市 新島々~上高地 峠からの穂高連峰が見事 約20㎞の距離にあり4~5時間かかる。
・針ノ木(ハリノキ)峠:大町市 針ノ木岳と蓮華岳の間 標高日本第2位の峠
4)今後の目標、その他
今でも遭難しそうな場所とか、危険な峠行はないとのこと。いつも安全第一で今後も続けて行くことを念頭にする。また、両手にストックを使った歩きはとても楽だそうです。是非試して見てくださいとのこと。
最後に「信州峠会」には社友会メンバーがとても少ないそうです。興味を持たれた方、入会を希望される方は是非会長の志水さんまで連絡を入れてください。
(取材HP委員 掛川寛)