太極拳を楽しんでいます
2019年3月24日、太極拳を楽しんでおられる社友会メンバーの赤羽さんと米山さんをインタビューしました。
<プロフィル>
赤羽さん
時計設計で本社勤務からスタートされた赤羽さんは、その後製造技術、品質管理、サービスを担当される中で、富士見、豊科、広丘、エプソン販売(初台、調布)、神林、松塩と様々な事業所で勤務され、1998年に定年退職をされました。
太極拳との出会いは、退職後に関心のあった中国の北京へ自費で語学留学を行なった時、学内の広場で年配者たちが太極拳をやっているのが目に留まり、持ち前の好奇心で勉強中の片言の中国語でコミュニケーションをとりながら加わって、一緒にやっているうちにすっかりはまってしまったということです。
米山さん
塩尻事業所で時計組立を担当し、その後島内事業所梓橋工場、神林事業所で勤務し、2006年に定年退職されました。
米山さんは、何か身体に良いことをやりたいと思っていて、55歳の時に妹さんに誘われて太極拳を経験したところ、自分の性に合っていたのか面白くなって妹さん以上にのめりこんだということです。
<太極拳・活動>
太極拳は本来中国武術の一派であったものですが、現在では中高年向けの健康体操として広く普及しています。ゆっくりとしながらも流れるような美しい動作が特徴で、24もの基本形があります。動作がゆっくりであることから衝撃が少ないため膝や腰への負担が少ないことと、一方体幹の筋肉が鍛えられることで安定した転びにくい体つくりができ、中高年にとって適した健康体操と言えます。また、身体の芯から動かすように意識する運動なので、頭の体操にもなりボケ防止につながります。
公益社団法人日本武術太極拳連盟が普及活動と資格検定を行っており、赤羽さんが3段、米山さんが2段の腕前です。上位の段位に挑戦することが太極拳を続ける励みになるとおっしゃっています。併せて両名はそれぞれA級指導員、B級指導員の資格も持たれており、後述するようにグループをつくりメンバーの指導もされています。
両名は「シルクロード」という太極拳教室で週2回のレッスンを受けながら、それとは別に「雄拳会」という教室を運営されています。雄拳会は、赤羽さんが現在も所属している男声合唱団の友人達に請われて太極拳を教え始めたのがきっかけで出来たグループで当初は男性だけだったのですが、そのうちに女性も参加するようになりました。たまたま一緒に山登りをしていた時米山さんに悩みを話し協力をお願いして、今は二人でメンバーの指導をしています。現在男性10名女性3名のグループで、毎週火曜日の夜に塩尻西小学校の教室を借りて練習をされています。
赤羽さんと米山さんは、ともに社友会のトレッキング同好会(山湯会)に参加されているのですが、太極拳をやっているおかげで筋力・体力が向上し、山での歩き方にも通じるものがあるので疲れにくくなったとおっしゃっています。また、太極拳は姿勢づくりに気をつける運動なので、コーラスの発声にも効果があるそうです。
両名ともに太極拳を始めてみて、これは素晴らしい運動であり、身体の動かし方が合理的で実生活にも活かせるので生涯スポーツとして続けたい、社友会のメンバーの方でこの健康運動に興味のある方は是非一緒にやりましょうとおっしゃっています。興味のある方は、赤羽さん(090-7204-8533)にご連絡ください。
(取材HP委員 横内隆次、矢島良彦)