4月 出早雄神社社叢の自生地見学報告
春めいてきた4月19日、この時期に地元で山野草の祭りを開くほど、カタクリで有名な出早雄神社社叢を見学しました。昨年5月の下旬に来たのですが、やはりカタクリの咲いている時期にと、再度この地を訪れることにしました。祭りは5日前の14日まででしたが、カタクリをはじめアズマイチゲやニリンソウなどたくさんの花が咲いていて、訪れる方もおり楽しむことができました。
今回は7名の参加者でちょっと淋しい感じでしたが、社叢のなかにはいると、次々に花々が出迎えていて、前になかなか進めない状況でした。皆カメラを向けながら、次々に現れる花々に夢中でした。カタクリの花が群生して、次々に新しい花が開く状態が続いているなかに、この時期に咲くあたらしい出会いもありました。
純白のイカリソウは優雅にこの時期でないとなかなか見られない景色でもありました。キバナアマナ、エゾエンゴサク、ウスバサイシン、二ホンタンポポ、など貴重な花にも会えました。またおなじみのアズマイチゲやニリンソウの花も群生を見せてくれました。
たくさんのカタクリの群生の中には白花のカタクリの花を数株見つけました。
社叢の横を横河川の清流が流れていますが、周囲の桜がカエデの新芽をめでるかのように華やいだ公園の中で、いつもよりおにぎりのおいしさに感動しながら昼食をとりました。時折桜の花びらが舞い散る中での穏やかな休憩の時間を楽しむことができました。
新緑のカエデの森をぬけて、小川に木陰にミズバショウが十数株清楚な姿を見せてくれました。その横にはネコノメソウが楚々と咲いていました。身近な岡谷市に自然豊かな里山があることを誇らしく思いました。山桜をみながら談笑していると地域の植物インスラクターの方が見学会ガイドの下見にいらしたなど、地域の愛好会の方が大切にしていることもしりました。いつまでも大切にしたい自然を感じました。
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